訳者あとがき
伊藤淳一
RailsもRSpecも、日本では比較的ポピュラーなwebフレームワーク/テストツールです。しかし、日本語で書かれたRailsの技術書やRSpecの技術書は発売されていても、「RSpecでRailsをテストする」というテーマだけにフォーカスを当てた日本の技術書はおそらくないと思います。きっと、日本の多くの技術者はweb上に散らばった情報を参考にしたり、職場のメンバーに教えてもらったりしながら、各自で「RSpecでRailsをテストする方法」を模索し続けていたのではないでしょうか。実際、私がそうでしたから。
本書、「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」(原題: Everyday Rails Testing with RSpec )はそんな日本のRailsプログラマの状況をきっと変えてくれる一冊になると私は信じています。非常に初歩的な話から中級者でも知らないような高度なテクニックまで、これほど体系立てて実践的に説明してくれる技術書は他にないからです。本書を読んで内容を理解し、Aaronが言うとおりに自分のアプリケーションで自動テストを組みこんで練習すれば、全くのRSpec初心者でも一気に自動テストのスキルを向上させることができるはずです。目を使って 読む だけではなく、ぜひ自分の手と頭を動かして本書の内容を 身体で理解 してください!
最後に、私の家族へ向けて感謝の気持ちを。スーパーマンではなく、ただの凡人である私は、翻訳の作業時間を作るために家族との時間を削ることぐらいしかできませんでした。妻にも子どもたちにも、ここ数ヶ月はちょっと淋しい思いをさせていたかもしれません。今まで我慢してくれてどうもありがとう。この翻訳の仕事が落ち着いたら、みんなでどこかのんびりと旅行にでも行きましょう!